ざっくりと!物流コンサルタントの仕事とは?
自社で解決できない課題を抱えた企業からの依頼を受け
その物流倉庫 (企業) の現状認識を行い、課題を明確化する。
各課題の解決法を提案し、仕組みをつくり、顧客とともに改善していく。
どんな会社が顧客?
大きくふたつに分けることができる。
ひとつは、
数年間自社でEC物流をやっていて、規模や売上が大きくなり
今までのやり方では適応できなくなってきたので、なんとかしたい!
という物流会社。
もうひとつは、
EC市場が拡大し、ビジネスモデルも変化。
EC物流を受託していなかったけれど、受託することになった。
けれど、これまでずっとBtoBで店舗や会社向けに出荷をしてきたところが
エンドユーザー向けに出荷をするとなると
システムを変えるなど、色々な変化が必要になる。
そのためにノウハウを教えてほしい!
という物流会社。
こういった顧客からの依頼が多い。
どうしてコンサルが必要なの?
こういった悩みを持っているところが多い。
- 規模が大きくなり、これまでのやり方では対応できなくなっている。
- そもそも今のやり方でいいのか?
- 他社はどうしているのか知りたいけれど術がない。
- なんだか上手くいっていないけれど、何が悪いかわからない。
- 現場が疲弊しているけれど、改善方法がわからない。
物流業界は人材の動きが流動的ではなく、自社のやり方しか知らない人が多い。
そして、そもそも自社の業務自体が見える化されておらず
課題を見つけられないため、自社で解決することが難しいというケースが珍しくない。
コンサルにかかる期間はどれくらい?
トータルで、1年、2年くらい。
稀に、システムを導入したい!など
目的が明確な場合、半年くらいで完了するケースもある。
コンサル期間が長く感じるかもしれないが
課題はどんどん生まれていくので、適宜やりとりをして一緒に解決していく。
そのやりとりをできる相手=コンサルタント
がいるというメリットも企業にとって大きいようだ。
現状認識のフェーズが長い?
課題解決のためには、課題の明確化が必須であり、
課題の明確化を行うためには、現状認識が必須である。
物流倉庫の規模によっても要する期間は異なるが
日に数百件の出荷を行うような規模の倉庫で、最低でも3ヶ月前後。
規模がもっと大きくなると、半年前後は必要である。
この期間は、コンサルの期間で一番重要と言っても過言ではない。
現場の人との信頼関係を築くための期間とも言える。
急に現れた外部の人間に、積極的に協力し、なんでも教えてくれる人はそうそういない。
現場で一緒に作業するなどして、信頼関係を築き、やっと課題を明確化できる。
物流コンサルタントの一番大事な役割とは?
「経営者に物流の課題解決がいかに重要かを理解してもらうこと」
コンサルタントが、分厚い提案書を持っていっても課題は解決しない。
現場の人たちが変わる必要性を理解し、自ら手を動かして進める必要がある。
そのために、まずは関係者全員で集まり
コンサルタントを交えて話をするということが重要。
そして、物流の課題解決は、会社として取り組むべきことだと認識してもらい
現場にも会社としてのビジョンを示してもらう。
そうやって、現場にも共通の認識をしてもらって初めて進められることが多々ある。
逆に、現場の人たちの苦労や頑張りを経営者に知ってもらう機会にもなる。
これらが、物流コンサルタントの一番大きな役割と言えるだろう。
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おまけ 〜編集者Kの思ったこと〜
コンサルタントは、やはり「人」なんですね!
デザイナーとしてアパレルメーカーに在籍していた頃、コンサルタントという肩書きの人と仕事をしました。
でも、ロジカイギメンバーの方々とは全く違ったタイプの人たちでした。
わたしは、物流・生産・営業・開発・総務の業務改善の窓口役でした。
(デザイナーなのに?って思いますよね。わたしも今は思います。笑)
そういう体制だったからかもしれませんが…
そのコンサルタントの方々は、現場との信頼関係構築など皆無、というか現場も見ず
たまに来て、ひたすら難しい言葉を羅列しているだけの人という印象でした。笑
(個人的にはすごく勉強になりましたが、他の従業員からは、総スカンでした。)
もちろん、その業務改善の結果は、ご想像の通りです。
当時、ロジカイギメンバーの方々に出会いたかった…
と、たらればを考えてしまいました。