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現代物流に精通した三方が、今日も現代物流のバックヤードについて語ります。
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https://www.youtube.com/watch?v=OdGg67-Xuag
今日の議題は「中小ECにおける複数物流拠点」
3.11をキッカケに、複数物流拠点を考える企業が増えた。
相談を受けることも多かったが、なかなか難しいという話になる。
2017年あたりに配送料が値上がりした。
そのタイミングで更に複数物流拠点の方が配送料がお得!というイメージもでき、WMS (Warehouse Management System) などそれを煽るような雰囲気があった。
でも、実際にはそう簡単ではない。
在庫はシステムで繋がっていても、物理的に分かれてしまっている。
システム開発費や、設備の外注費や人件費もかかってしまう。
結果、配送料が安くなったとしても、全体のコストは上がったということになる。
ただ、3.11をキッカケにBCP (事業継続計画) だ!と、複数物流拠点にするかいなかを考えているのであれば、コストだけを注視せずに取り組まなければならない。
当初の目的はBCPだったけれども、いざ進めていくとコストにばかり注視してしまう。
それでは、本来の目的が何だかわからなくなってしまう。
そして、複数物流拠点は今はまだいいや!という結論に至る企業も少なくない。
かかるコストを理解して、優先順位をつけて進めていくべき。
結論
現在はまだ過渡期なので、中小の規模で「複数物流拠点」を持つことは難しい。
今後はネットワークも繋がっていき、メリットも増え、中小にも取り組めるものになるだろう。
まずは、今使っている倉庫の緊急時の連絡網の準備ができているか…
※大元の対策ができているかが重要。
そこを語らずして拠点を増やすかどうかではない。
※「地震対策」についての動画で、大元の対策について語っています。
是非とも、「地震対策」についての動画やブログもご覧ください!!!
動画
https://youtu.be/iyqikMz5h8g
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楽天スーパーロジスティクスや、FBA (フルフィルメント by Amazon) を利用している企業は、複数物流拠点を持っていることになります。
複数物流拠点だという認識を持たずに利用しているところも多いようです。