コンサル雑談

メルロジって?

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現代物流に精通した三方が、今日も現代物流のバックヤードについて語ります。
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https://www.youtube.com/watch?v=d5n_3Jjx6lE

今日の議題は「メルロジって?

10/28にプレスリリースされた、メルロジについて話します!

以下、メルカリプレスリリースより一部抜粋
メルカリ、新規事業子会社として株式会社メルロジを設立
〜自社のタッチポイントを基盤に、データとテクノロジーを活用した効率的な集荷物流網を構築し、「メルカリ」利用者向け付加価値サービスを提供〜

↑これをわかりやすく解説
ぜひ、動画もご覧ください!

そして、メルロジって?
これまでは、CtoCの個人対個人の取引で、物流が直接的に絡んでいなかった。
物流の部分は、ヤマト運輸や日本郵便などに集荷に来てもらえるなどの仕組みを組んでいた。
そのメルカリが、メルカリポストというタッチポイントを全国に8,000箇所作り、そこに商品のそのまま持ち込めば、梱包から配送まで全てやるというサービス。
一番の大きなポイントは、出店者のハードルがもっと下がる、物流を絡めたサービスであるということ。
2022年の春から本格始動の予定。

現在、全体の宅配便の数50億のうち、5%〜10%をメルカリが占めているとのこと。
その物量があるからこそ、メルカリだからこそできるサービス。
そして、このメルカリポストをおくタッチポイント、加盟店になるのだろうけれど、そこにも新たなメリットがある。
リアル店舗がメルカリのタッチポイントになることで、アップセルも期待できるだろう。
さらに、このポストを開放するとのこと。
つまり、他のショップが商品の返品にこのポストを利用することもできるようになるのだろう。
CtoCとリアル店舗と物流を絡めた、新しい経済圏の獲得を目指しているのかもしれない。

これまであったサービスとの違いは、上流からのアイデアが形になっているということ。
これまでは、輸配送からのアイデアがサービスになっていた。
これは、上流から輸配送を含めたサービスである。
いろいろな会社がやろうと思いながらもできなかったモデルを、メルカリが実現しようとしている。
これまでにないものになるだろうし、こういった傾向は非常にいい傾向だと思う。

商品をそのまま持ち込めば、包装して発送してくれるという点については、エコでもある。
全体の配送量は増えているので、それに使う包装や梱包の資材を破棄する量も増えている。
それを、メルカリの新しい拠点で請負い、再利用可能な包装で届けられるようになれば…
扱う物量が多いからこそ、エコという視点でも目が離せない。

では、ECの会社はどうしたらいいのか?
今は、しっかりウォッチしておこう。
そして、メルカリポストを活用することも考えておく。
そのポストで商品を受け取れたり、返品ができたり…
プラットフォーマーが作ったインフラに乗ることも手だと思う。

メルロジ、ロジカイギでもウォッチしていきます!

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