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現代物流に精通した三方が、今日も現代物流のバックヤードについて語ります。
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今日は「BOPIS(ボピス)、どうよ。店頭受け取りについて語ります 」
BOPISとは…
"Buy Online Pick-up In Store"
文字通り、「オンラインで購入して、お店で受け取る」という仕組みのこと。
(例) ユニクロやスターバックスのオンライン注文、店舗受け取りなど
欧米での歴史は長いが、日本ではまだ定着していない。
来店誘導が目的でアップセルにも繋げられる。
現在、コロナウイルスの世界的流行により、日本でも「なるべく短い時間で受け取る」この仕組みが一気に注目されている。
ただ、日本ではまだ本来の意味でのBOPISを実施できているところは少ない。
店舗に行ってもレジに並ぶ必要があったり、商品をスムーズに受け取れないことも多い。
BOPISという言葉に流されて、来店誘導に繋がらないサービスも存在している。
海外で認知されている利便性とは違う状態になっているところも少なくない。
海外でBOPISが広く活用されている理由は、ユーザーのインターフェイスが非常にシームレスであること。
お店に行けば決済は済んでいて、専用のカウンターでQRコードを見せると受け取ることができる。
日本では、会計ひとつを取ってもまだまだなのが現状。
会計や在庫の仕組みを構築するのは、そう簡単なことではない。
多くの労力とコストが必要になってくる。
そういった基礎になる部分や全体像を描けずに、話題性だけでBOPISをやりたいと言うのは危険である。
そういった仕組みを構築でき、さらに話題になる「何か」があれば、日本でもBOPISが広まるだろう。
+αの知識
「カーブサイド」を知っていますか?
米ウォルマートも多くの店舗で実施しているサービスで、BOPISをより便利にしたもの。
ただ、BOPISと違って来店誘導が目的ではない。
オンラインで購入して、お店で受け取る
↓
オンラインで購入して、店内に入らず駐車場で受け取る
これは、コロナ渦では需要はあると思われるが、広い駐車場を必要とする。
日本で拡めるには、ソフト&ハード面の両方で問題がある。