物流のことを学ぼう!

【ドローン配送】限界集落にモノをいかに届けるかを考える

過疎地にドローンで配送すれば問題解決!?

小橋氏が日本オムニチャネル協会のドローン実地見学会の報告をしてくれました!

活字で見ていただくのも面白いと思いますが、動画でしか得られない情報もあります!

是非とも動画でもご覧ください!

 

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限界集落にドローン配送でモノを届ける!

 

そもそもの目的は?なぜこの地域に?

物流についての面白いテーマと聞かれた小橋氏。

ラストワンマイルに触れないわけにはいかないと思い、それなら!

と、選んだのが、ドローン配送。

今回見学に行った先は、山梨県の小菅村。

最寄駅は大月駅だが、そこから車でさらに40分ほどかかる村。

小菅村の住人は700名ほどで、限界集落である。

スーパーに行くのも車で往復1時間以上かかる。

日々生活に必要なモノを自力で調達するのが困難な人も少なくない。

そんな小菅村で、セイノーさんがドローン配送の実証実験を行っている。

森林に囲まれた小菅村に、すでに5カ所のドローンスタンドが設置されている。

モノが届けられない問題を、いかに解消するか。

 

どのように配送しているのか

まず、大月駅にモノを集約させる。

そこから路線バスを貨客混載にして、小菅村まで運ぶ。

小菅村にデポがあり、そこから各スタンドにドローンでモノを配送する。

そこに、村民が取りに来るという流れ。

現在は、各社が小菅村の各住人の元へモノを届けている。

けれど、700人しか住民がいない場所にモノを運ぶ=赤字便である。

今後は、大月駅に各社の荷物を集約させ、ドローンで共同配送することでモノが届きやすいようにしていく。

非常に広大な構想である。

モノを届け、それを受け取ってもらうというやりとりで、村民の生存確認にもなる。

 

この村だけの問題ではない

この村だけのことを考えると、非効率かもしれない。

けれど、日本全体に800もの過疎地と呼ばれる場所がある。

また、配送会社一社が取り組めばいいというものでもない。

全てをつなぎ合わせ、IoTの力を使って行う必要がある。

物流が目指す共同共配の世界が、小菅村で作られようとしている。

過疎地の問題、物流の問題、環境問題、これらの問題を一緒に解消できるのではないか。

そう考えると、今後取り組んでいくべきことだと思う。

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